【NPO・地域団体・協会】地域団体の活動が伝わるホームページ構成と発信のコツ

地域団体やNPOは地域のために良いことをしているのに、活動内容が外に伝わりにくい。
そんな悩みをよく耳にします。
情報はあるのに届かない、支援や参加が増えない、というときはホームページの構成と発信方法を見直すと大きく変わります。
今回は、やさしく実践的に伝わるホームページと続けられる発信の作り方を解説します。
地域団体の活動を伝えるにはどうする?

- 「見やすさ・調べやすさ」を最優先にする
- 誰に伝えたいのかを明確にする
- 「何をしているか」より「何が変わるか」を伝える
1.「見やすさ・調べやすさ」を最優先にする
情報はカテゴリ分け・時系列・FAQなどで整理し、初めて来た人でも迷わない導線を作ります。
2.誰に伝えたいのかを明確にする
支援者、参加希望者、行政、寄付者、協力企業などターゲットごとに必要な情報が異なります。
まず優先ターゲットを1〜2つに絞りましょう。
3.「何をしているか」より「何が変わるか」を伝える
活動内容だけでなく、参加・支援で地域にどんな良い変化が起きるのか(成果・事例)を示すと伝わりやすいです。
活動を伝える具体的な方法
- トップに一言で伝えるキャッチ(活動の目的)
- ビジュアルで見せる(写真・動画)
- 成果・事例ページ
- 参加・支援の導線を明確に
- 年間スケジュール・活動報告(アーカイブ)
1.ビジュアルで見せる(写真・動画)
現場写真、活動ビフォー・アフター、短いインタビュー動画は説得力が高いです。
できれば顔がわかる写真で人を見せましょう。
※写真を使いたい場合は写っている人の同意を得ましょう。
2.成果・事例ページ
数値(参加人数、改善した点、寄付件数)やストーリーで「効果」を見せる。
3.参加・支援の導線を明確に
「参加する」「寄付する」「問い合わせる」をトップや各ページに常時表示させましょう。
フォームはできるだけ簡単にわかりやすくを心がけて。
4.年間スケジュール・活動報告(アーカイブ)
継続性と透明性を示すことが出来ます。
PDFでの年次報告も信頼につながります。
活動が伝わりにくい理由・よくある課題

- 情報が散らばっている(SNSはあるがHPが空白、または逆)
- 専門用語や内部事情で説明が難しい
- 写真・証拠が少なく、実感が湧かない
- CTA(参加・寄付への導線)が分かりにくい
- SEO対策や検索されやすい設計がされていない
これらを整理し改善することで伝わるホームページに近づきます。
ホームページをどう知ってもらう?
- ローカルSEO(地域キーワード)の強化
「○○市 地域活動」「○○町 ボランティア」など、地域名を入れることでで上位表示を狙っていきましょう。 - Googleビジネスプロフィール(無料)を活用
団体名・活動場所・開催情報を登録すると地域検索で見つかりやすくなります。 - SNSとのシナジー
イベント告知はSNS、詳細とアーカイブはHPに掲載しましょう。
SNSからHPへ流す導線を必ず作りましょう。 - メールニュースレター
一度関心を持った人に継続的に活動を知らせるのに有効です。
定期発行で関係を育てていきましょう。
発信の頻度はどのくらいがベスト?
「毎週○曜日は更新」などルール化すると、運営メンバーの負担も下がり閲覧者の期待も作れます。
現実的に続けられる頻度が最重要で継続することが信頼につながります。
- SNS【Facebook/Instagram/Twitter】
週1〜3回(イベント前は増やす) - ブログ・活動報告【HP】
月1回〜隔月(事例・レポートは確実に) - メルマガ:月1回〜隔月【重要なお知らせや募集】
イベントや募集の告知は前後で複数回発信(1回だけでは伝わりにくい)
見られている地域団体のホームページ構成の秘密
トップ
↓
活動の一言キャッチ
↓
最新のお知らせ(イベント・募集)
↓
活動紹介(ビジュアル+短文)
↓
成果・事例
↓
参加方法(簡単フォーム)
↓
年間スケジュール
↓
メンバー紹介
↓
寄付・協賛ページ
↓
お問い合わせ/アクセス
ポイント
- FAQ・ボランティアの声を目立つ位置に置く(心理的ハードルが下がる)
- トップから「今できる行動(参加・寄付・問合せ)」が2クリック以内にあること
- 活動紹介は「写真+短い説明+成果(数値)」の3要素で見せる
- 実績は一目で分かるカード表示(数字・アイコン)
これだけは押さえたいポイント
- 行動に繋がる導線を最優先で作る
- 写真とストーリーで“地域での変化”を見せる
- ローカルSEOとSNSの両輪で露出を増やす
1.行動に繋がる導線を最優先で作る
トップページとサイド、各記事に「参加」「寄付」「問い合わせ」のボタンを常に表示しましょう。
フォームは項目を絞ってできるだけ簡単に。
2. 写真とストーリーで“地域での変化”を見せる
写真は高画質で活動の瞬間を切り取る。
文章は【問題→取り組み→結果(数字や声)】の3部構成で短く伝えましょう。
3. ローカルSEOとSNSの両輪で露出を増やす
地域名を含むページタイトル・見出し、構造化データ(イベント・団体情報)を整備し、SNSでの定期告知を連携させましょう。
よくある運営の不安と解決ヒント
- サイトが古くて見づらい
最低限、スマホ最適化(モバイルフレンドリー)とCTAの改善だけでも効果は大きいです。 - 人手が足りない
更新テンプレートを作り、ボランティアに分担すると良いでしょう。
写真アップ→簡単な文面をコピペで投稿できる形にして出来るだけ簡素化するのがポイントです。 - 情報発信が続かない
月1回の定例(例:活動レポート)をスケジュール化しましょう。
ボランティアや参加者の声を募集してコンテンツ化してみて。
SEOとアクセシビリティのやさしいチェックリスト
- 画像は圧縮、不要なプラグインは削除してスピードを改善
- ページタイトルに「地域名+団体名+主要活動」を入れる
- H1はページの主旨と一致させる
(例:「○○町の子ども食堂 — 活動と参加方法」) - 画像には代替テキスト(alt)を入れる(スクリーンリーダー対応)
- イベントは構造化データでマークアップ(検索結果に表示されやすくなる)
まとめ
小さくても伝わるホームページにするために、以下のポイントチェックしてみてください。
- まずは伝えたい相手を決める → 伝え方が変わります。
- トップから参加までの導線を最短に → 行動につながる仕組みを作る。
- 写真・成果・ストーリーをそろえる → 共感と信頼が生まれる。
- 続けられる発信計画を立てる → 継続が信頼と認知を育てます。
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そんなご要望にも柔軟に対応しますので、是非お気軽にご相談ください。
あなたの活動が、もっと地域に届くようにお手伝いします。
