【ECサイト】買い物かご離脱率を大幅に下げるために今日からできる改善ポイントと即決につながる導線設計

買い物かご(カート)に商品を入れてもらえた。
これはECサイトにとって大きな一歩です。しかしその後

「なぜか購入されずに離脱されてしまう……」

という悩みを抱える運営者は非常に多いです。

実は、カートに入れたあと離脱してしまうユーザーの心理には、明確な原因と改善ポイントがあります。
今回は、買い物かご離脱率を下げ、購入に繋げるためにECサイトがすべきことを初心者にもわかりやすく解説します。

目次

ユーザーが離脱してしまう原因とは?

買い物かご離脱には、次のような心理的負担が関わっています。

  • 追加料金(送料・手数料)が高かった
    カートに入れて初めて送料が分かり、思っていたより高いと離れるユーザーは非常に多いです。
  • 会員登録が必須
    購入までのハードルが高いと、離脱の可能性が一気に上がります。
  • 決済方法が少ない
    自分が使いたい決済方法がないだけでユーザーは離れていきます。
  • カート画面が見づらい
    商品数、金額、送料、合計などがパッと分からなければ不安が生まれます。
  • サイトの表示速度が遅い
    遅い=ストレスとなり、途中離脱につながります。

買い物かごに入れたのに、なぜ離脱するのか?

ユーザーは商品を「欲しい」と思った瞬間まではテンションが高いですが、カートに入れた瞬間から “じっくり考えるモード” に入ります。

  • 本当に必要?
  • 今じゃなくてもいいかも
  • 他のサイトのほうが安いのでは?
  • 送料込みだと高いな
  • 信頼できるショップなのかな?

こうした疑問が数秒の間に一気に頭をよぎり、少しでも迷いが生じた瞬間に離脱が起こります。

ネット通販でユーザーが大事にしていることとは?

ECサイトのユーザーが重視しているのは次の3つです。

  1. 信頼できる店舗であること
  2. 買いやすさ(ストレスがない)
  3. 明確な金額表示

1.信頼できる店舗であること

商品のレビュー、運営会社情報、返品対応など「安心感」を求めます。

2.買いやすさ(ストレスがない)

複雑な操作や長いフォームがあるとすぐ離脱します。

3.明確な金額表示

送料・手数料などを事前に把握できると不安がなくなります。

迷いが生じてしまう原因とは?

迷いの正体は ユーザーの不安にあります。

  • 情報不足による不安
  • 信頼性への不安
  • 価格に対する不安
  • 操作に対する不安
  • 決済方法への不安

不安を一つでも解消するだけで、購入率は大きく変わります。

買い物かご離脱率を下げるにはどうしたらいいのか?

  1. 送料・手数料を早い段階で明記する
  2. 会員登録必須をやめる
  3. 決済方法を増やす
  4. カート画面をシンプルに
  5. スマホ最適化
  6. セキュリティ表示(SSL)を徹底

1.送料・手数料を早い段階で明記する

カートで初めて送料が発生→ 離脱の最大原因。
商品ページで必ず情報を伝えましょう。

2.会員登録必須をやめる

ゲスト購入を許可するだけで、離脱率は大幅改善します。

3.決済方法を増やす

クレカだけでなく、【PayPay / 楽天ペイ / コンビニ払い / Apple Pay】 など複数の決済を導入しましょう。

4.カート画面をシンプルに

一目で【何を・いくらで・いつ届く】か分かる設計に。

5.スマホ最適化

EC利用の8割以上がスマホのため、スマホ表示で買いづらいと即離脱につながります。

6.セキュリティ表示(SSL)を徹底

保護されていませんと出るサイトは論外です。

即決につながるECサイトとは?

即決されるサイトには共通点があります。
それは、不安を感じさせない導線があること。

  • 商品レビューが豊富
  • 返品・交換ポリシーが明確
  • カスタマーサポートが見える
  • 合計金額がわかりやすい
  • 決済がシンプル
  • スマホでストレスなく操作できる

ユーザーの「迷い」をひとつひとつ潰すことで即決が生まれます。

購入率を上げるためにできることとは?

購入率(CVR)を上げるためには以下の施策が有効です。

  • 商品画像を増やして安心感をアップ
  • 動画や実物の使用イメージを追加
  • 「よくある質問」で不安を事前に解消
  • SNSでの口コミを商品ページに掲載
  • レコメンド機能で“ついで買い”を誘導
  • 期間限定特典や送料無料の条件を提示

買って大丈夫か?という不安を消すと、CVR は自然と上がります。

買い物かご以降に私たちができることとは?

購入直前のユーザーに対して、運営側ができる施策はこちら。

  • カゴ落ちメールの自動送信
    入れっぱなしですよという通知だけで購入に繋がることが多いです。
  • LINEやメルマガで再提案
    ポイントアップやクーポンで後押し。
  • リマーケティング広告
    一度訪れたユーザーに広告を表示し、再訪を促します。
  • カート画面のUI改善
    「戻る」「配送日時」「決済」などの導線を分かりやすく。
    購入直前の細かい改善は、売上アップに直結します。

まとめ

買い物かご離脱率は、ユーザーの不安 × サイト側の使いづらさ から生まれます。

  • 送料が不明
  • 会員登録必須
  • 決済方法が少ない
  • カートが見づらい
  • スマホで操作がしにくい

こうした原因を改善するだけで、購入率は確実に上がります。

ECサイト運営で重要なのは、ユーザーが迷わない設計をつくることです。

ホエールデザインでは、「買いやすいECサイト」を作るための設計・改善サポート を行っています。

  • 離脱率が高くて悩んでいる
  • スマホでの見づらさを改善したい
  • 購入率を上げたい
  • 複雑な導線をプロに見直してほしい

というEC運営者の方に向けて、導線改善・ページ修正・UI設計までトータルでサポートいたします。
「売れる導線をつくりたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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