【不動産・賃貸】不動産会社のWebサイトで内見数を増やすための導線デザイン徹底解説

2025年12月15日

「物件情報はしっかり載せているのに、なかなか内見につながらない」
「問い合わせは来るが、内見予約まで進まない」

こうした悩みを抱えている不動産会社様・オーナー様は非常に多くいらっしゃいます。
その原因は、物件の魅力不足ではなく、Webサイト上の導線設計にあるケースがほとんどです。

今回は、内見数を増やすための不動産サイト導線デザインについて、ユーザー心理と実務目線の両方から詳しく紹介していきます。

不動産会社のWebサイトはどのような人が見ている？年齢層と行動特性

不動産・賃貸サイトを閲覧しているユーザーの中心は、20代後半〜40代前半です。

一人暮らし・同棲・結婚
転勤・転職
家族構成の変化

といった生活が動くタイミングで、スマートフォンを使って情報収集をしています。
特徴的なのは、1サイトをじっくり見るのではなく、複数サイトを短時間で比較するという行動です。

そのため

すぐに条件検索できるか
写真で生活イメージが湧くか
内見までの流れが直感的か

上記のような内容が重要視されます。
第一印象で分かりにくいと感じられた瞬間、他社サイトへ離脱してしまいます。

不動産・賃貸サイト制作で重要なこと

不動産サイトで最も重要なのは、物件を探すこと自体がストレスにならないことです。
いくらサイトのデザイン性が高くても

検索が分かりにくい
情報が散らばっている
次の行動が見えない　など

このような状態では、ユーザーは内見に進みません。
重要なのは【探す → 比較する → 気になる → 内見する】までの流れを、迷わず1本の道として設計することです。

問い合わせを増やすことは内見数に関係する？

結論から言うと、問い合わせ数と内見数は直結しています。
内見は、いきなり申し込まれるものではありません。

物件詳細を見る
写真を見る
周辺環境を確認する
不安点を解消する　など

これらを順番に経たうえでやっと【一度見てみよう】となります。
その途中で問い合わせ導線が弱いと、ユーザーは離脱します。
問い合わせを増やす＝内見の母数を増やすという考え方が非常に重要です。

内見につながる見やすい導線とは？

見やすい導線とは、ユーザーが考えなくても次の行動が分かる状態です。

例えば

物件詳細ページに常に「内見予約」ボタンが表示されている
スクロールしても問い合わせ導線が消えない
電話・LINE・フォームの選択肢が明確　など

上記のようなサイト設計が重要です。
「どこから内見予約すればいいの？」と探させてしまう時点で、残念ながら導線は失敗していると言えます。

SNSと連携すれば内見数は増える？

正しく連携できて入れば増える可能性は上がります。
InstagramやX（旧Twitter）では【写真・短い動画・生活シーンの切り取り】などが拡散されやすいため、物件の雰囲気を伝えるのに非常に向いています。
重要なのは、SNSから必ずWebサイトの物件詳細・内見導線へ戻すことです。
SNSだけで完結させず【詳しく見る・内見予約はこちら】と明確に誘導することで、SNSからの連携から内見につながります。