即決されるサイトを作るための【導線デザイン】の基本と実践ポイント | ユーザーが迷わないナビゲーション設計術

「せっかくホームページを作ったのに、なぜか問い合わせが増えない…」
「アクセスはあるのに、離脱されてしまう…」
そんな悩みの原因のひとつが、ナビゲーション設計の不備です。
ナビゲーションとは、ユーザーがサイト内を迷わず目的の情報にたどり着くための地図のようなもの。
これが整っていないと、良いサービスでもユーザーは途中で離れてしまいます。
今回は、初心者でも今日から実践できる迷わせないナビゲーション設計術を優しく詳しく紹介していきます。
ナビゲーション設計とは?
ナビゲーション設計とは、ユーザーがストレスなく情報へたどり着けるように【道しるべ】を整えることです。
具体的に説明すると
- メニューバーの配置
- ページ階層の整理
- 情報の分類(メニュー/サービス/料金/よくある質問など)
- ボタンの配置・見やすさ
- 遷移先のわかりやすさ
といった要素を総合的に整える作業のことで、ナビゲーション設計がしっかりしていると、ユーザーは迷わずに【ほしい情報】へ一直線に進むことが出来ます。
ユーザーは何を見ているのか?(ユーザーの行動心理)

ユーザーは私たちが想像している以上に急いでサイトを見ていることがほとんどです。
ユーザーが見ているポイント
- どこに何があるのか(ひと目で理解できるか)
- どこを押せば次へ進めるのか
- 自分に関係する情報がどれか
- 今どのページにいるのか
この判断を数秒以内に行っています。
つまり、迷わせないこと=離脱されないことにつながります。
サイトを見て迷った瞬間にユーザーはすぐブラウザの「戻る」を押してしまいます。
ユーザーを迷わせないためにできること
ユーザーを迷わせない=先回りして案内を置いておくことです。
具体的には次のポイントが大切になってきます。
- メニューは馴染みのある名前で
- メニュー数はできるだけシンプルに
- ボタンの配置は“視線の流れ”に合わせる
- 「次に何をすべきか」を明確にする
1.メニューは馴染みのある名前で
例えば
- サービス紹介
- 料金
- よくある質問
- お問い合わせ 等
ユーザーが迷わずクリックできる【定番名称】がベストです。
オシャレさを優先した独特な名前は、理解されず離脱につながります。
2.メニュー数はできるだけシンプルに
人が一度に理解できるメニュー数には限りがあります。
理想は5〜7個程度で、これ以上になると
「何から見ればいいかわからない…」
となり、逆に伝えたいと思っても情報が伝わらなくなってしまいます。
3.ボタンの配置は視線の流れに合わせる
ユーザーの視線は【左 → 右 → 下】の順に動きます。
そのため、
- 重要なボタンは左側に配置
- スクロールした先にも同じボタンを配置
など、動線を自然に誘導することが大切です。
4.次に何をすべきかを明確にする
特にサービス系のサイトでは、ページを読み終わったユーザーに迷わせず、
- このサービスを見る
- 料金を確認する
- お問い合わせへ進む 等
このように次の行動を示すボタン(CTA)を必ず設置しましょう。
ユーザーが迷ってしまう原因とは何なのか

ユーザーが迷う、離脱してしまう原因には以下の共通点があります。
- 情報の分類が曖昧
- メニュー名が分かりにくい
- ページ階層が深すぎる
- ボタンの位置や色が変わりすぎる
1.情報の分類が曖昧
似たページが複数あったり、
どのページがどれに対応しているか分かりづらい時に迷いやすくなります。
2.メニュー名が分かりにくい
【ブランド名風のタイトル】はおしゃれですが注意が必要です。
なぜならユーザーは初見の言葉に弱いため、クリックしてくれない場合が多いです。
3.ページ階層が深すぎる
3階層以上になると急激に迷いやすくなります。
重要情報はなるべくトップから2クリック以内で届くようにしましょう。
4.ボタンの位置や色が変わりすぎる
同じ目的のボタンは、同じデザインで統一することで理解しやすくなります。
ナビゲーション設計をすることのメリット
ナビゲーション設計をしっかり整えることで、次のメリットが生まれます。
- 問い合わせ数・購入率が上がる
- ユーザーがストレスなく利用できる
- サイトの回遊率(ページを見てくれる数)が上がる
- 検索エンジンの評価も上がり、SEO対策につながる
- サービス内容を正しく理解してもらいやすくなる
とくに SEO の観点からも、【分かりやすいサイト=ユーザー満足度が高いサイト】
として高く評価されるようになります。
即決されるサイトになるためのポイント
「迷わないナビゲーション」=「即決してもらえるサイト」です。
以下は即決率を上げる重要ポイントになります。
- ユーザーの“次の疑問”を先回りして用意する
- 要点を絞り、必要以上の情報を出しすぎない
- 最後にしっかりCTAを置く
- 重要情報は“何度でも”案内する
1.ユーザーの次の疑問を先回りして用意する
例えば
【サービス → 料金 → 実績 → よくある質問 → お問い合わせ】
この順番で置くと、導線が自然になりユーザーの知りたいことをすぐに解決できるようになります。
2.要点を絞り、必要以上の情報を出しすぎない
ユーザーは情報が多すぎると、逆に判断できなくなります。
判断ができないことで離脱してしまう原因にもなります。
3.最後にしっかりCTAを置く
お問い合わせへ導くボタンは、必ず視認性の高い場所に置くようにしましょう。
サイト上ではわからない疑問が出てきた場合にすぐ問い合わせられるようになっていると、滞在時間も伸びやすいです。
4.重要情報は何度でも案内する
1回だけだと見落とされがちなので、重要な情報はしつこすぎない程度に案内しましょう。
迷わせないサイトは、重要な情報や同じ案内を自然な形で複数配置しています。
まとめ
ナビゲーション設計は特別な知識が必要に見えますが、実は ユーザーの視線の流れや心理を理解すればとてもシンプルです。
- メニュー名は分かりやすく
- 重要情報は2クリック以内
- 必ず「次の行動」が分かる導線をつける
- 情報の整理と階層設計を行う
- ボタンの統一と視認性アップ
これらを押さえるだけで、ユーザーが迷わず即決してくれるサイトに近づきます。
ナビゲーション設計やSEOに不安がある方へ
「どんなメニューにすればいいかわからない」
「今のサイトが使いにくい気がする…」
「導線を改善したいけど、どこから手をつければいいの?」
そんな方は、ぜひホエールデザインにご相談ください。
ユーザー心理に基づいた導線設計で【迷わせない・離脱されない・即決されるサイト】を一緒に作り上げましょう。
