中小企業のホームページ制作で必要なページ一覧|最低限入れるべき構成とは

「会社のホームページを作りたいけれど、どんなページを用意すればいいのか見当がつかない。」
制作会社から「ページ構成を決めてください」と言われて、手が止まってしまった経験はありませんか。

ホームページの構成は、多ければ良いというものではありません。
かといって、必要なページが抜けていると、せっかく訪れた人が知りたいことを見つけられずに離れてしまいます。

この記事では、中小企業のホームページで最低限そろえたいページと、余裕があれば加えたいページを整理します。
自社に合った構成を考えるときの手順もあわせて紹介しますので、制作会社との打ち合わせ前の準備にお役立てください。

目次

ホームページに必要なページは「目的」で決まります

必要なページの一覧を見る前に、押さえておきたいことがあります。
ホームページに入れるべきページは、どの会社でも同じではなく、そのホームページで何を達成したいかによって変わります。

ホームページの役割を先に決める

たとえば、名刺代わりに会社の存在を示せれば十分という場合と、問い合わせや資料請求を増やしたい場合とでは、必要なページの数も内容も違ってきます。
前者であれば基本的なページだけで足りますし、後者であれば実績やよくある質問といった、来訪者の不安を解消するページが欠かせません。

まずは「取引先に安心してもらいたい」「新規のお客様からの問い合わせがほしい」「求人に応募してもらいたい」のように、目的を一言で書き出してみてください。
その一言が、ページ構成を決めるときの判断基準になります。

業種によって必要なページは変わる

飲食店であればメニューやアクセスのページが重要ですし、製造業であれば設備一覧や対応できる加工の種類が求められます。
士業や コンサルティングのように形のないサービスを扱う場合は、担当者の顔が見えるプロフィールページが信頼につながる場合があります。

このあとに紹介するページ一覧は、多くの業種に共通する土台です。
土台の上に、自社の業種ならではのページを足していく、という考え方で読み進めてください。

最低限入れるべき基本ページ

ここからは、業種を問わずほとんどの中小企業に必要となるページを紹介します。
まずはこの5つがそろっているかを確認してみてください。

【トップページ】
ホームページの入り口となるページです。
何をしている会社なのかが数秒で伝わることが最も重要で、キャッチコピー、主なサービス、問い合わせへの導線を簡潔にまとめます。
詳しい説明はそれぞれのページに任せ、トップページでは「この会社は自分に関係がありそうだ」と感じてもらうことに集中します。

【会社概要】
会社名、所在地、代表者名、設立年、事業内容などをまとめたページです。
取引前の与信確認や、名刺交換後の下調べでよく見られるため、情報が古いままになっていないかを定期的に見直す必要があります。
代表者からのあいさつを載せる場合も、このページに含めることが多いです。

【事業内容・サービス】
提供しているサービスや商品を、お客様の目線で説明するページです。
専門用語を並べるのではなく、「どんな困りごとを解決できるのか」を軸に書くと伝わりやすくなります。
サービスの種類が複数ある場合は、サービスごとにページを分けると、検索から直接そのページにたどり着いてもらいやすくなります。

【お問い合わせ】
電話番号、メールアドレス、問い合わせフォームをまとめたページです。
フォームは入力項目を必要最小限に絞り、送信後に「受け付けました」という画面が表示されるようにしておくと、送れたかどうかの不安を減らせます。
営業時間や返信までの目安を添えておくと、より親切です。

【プライバシーポリシー】
問い合わせフォームで名前やメールアドレスを受け取る以上、個人情報の取り扱い方針を示すページが必要とされる場合があります。
アクセス解析ツールを使う場合も、その旨を記載しておくのが一般的です。
内容に迷うときは、制作会社や専門家に確認しながら整えることをおすすめします。

あると信頼につながる追加ページ

基本ページがそろったら、次に検討したいのが、来訪者の「本当に頼んで大丈夫だろうか」という不安を取り除くページです。
すべてを一度に作る必要はなく、用意できるものから順に加えていけば十分です。

【実績・事例】
これまでの仕事の内容を紹介するページです。
「どんな依頼に、どう対応したか」が具体的に書かれていると、来訪者は自分の状況に置き換えて想像できます。
取引先名を出せない場合でも、業種や規模、依頼の背景を書くだけで十分に説得力が出ます。

【よくある質問】
料金の目安、対応エリア、納期、支払い方法など、問い合わせの前に気になることを先回りして答えるページです。
実際に電話やメールで聞かれた質問を集めていくと、自然と内容が充実していきます。
問い合わせ対応の手間を減らす効果も期待できます。

【お知らせ・ブログ】
営業日の変更や新サービスの案内など、動きのある情報を発信するページです。
更新が続いていると「きちんと営業している会社だ」という安心感につながります。
ただし、更新が止まったまま古い日付が残ると逆効果になるため、無理のない頻度で続けられるかを考えてから設けてください。

【採用情報】
求人を出す予定があるなら、早めに用意しておきたいページです。
求人媒体を見た人が会社名で検索し、ホームページを確認する流れは珍しくありません。
仕事内容や職場の雰囲気が伝わる内容にしておくと、応募前の不安を減らせます。

自社に合ったページ構成を考える手順

ページの候補がわかったところで、実際に自社の構成を組み立ててみましょう。
紙とペン、あるいはメモアプリがあれば十分です。

目的と、見てほしい相手を書き出す

最初に決めた「ホームページの目的」を改めて書き、そのホームページを誰に見てほしいのかを具体的に挙げます。
新規のお客様、既存の取引先、求職者など、相手が複数いる場合はすべて書き出してください。
相手ごとに「知りたいこと」が違うため、ここが明確になるほど必要なページがはっきりします。

必要なページを洗い出して優先順位をつける

書き出した相手が知りたいことを、ページの候補に当てはめていきます。
このとき、公開時に必ず用意するページと、あとから追加するページの2段階に分けておくと、制作の負担を抑えられます。

  • 公開時に必須のページ
  • 公開後に順次追加するページ

最初から完璧を目指すより、まず基本ページで公開し、反応を見ながら育てていくほうが結果的に良いホームページになりやすいです。

サイトマップの形に整理する

ページの一覧が決まったら、トップページを頂点にした階層の図にまとめます。
これをサイトマップと呼び、制作会社との打ち合わせではこの図をもとに話が進みます。
サービスページが複数ある場合は「サービス」という親ページの下にぶら下げる、といった親子関係もここで決めておきます。

[画像: 手書きのサイトマップ図の例(トップページを頂点に階層構造で並べたもの)]

【注意】
サイトマップの段階で決めたページを、制作の途中で大幅に増やしたり減らしたりすると、追加費用や納期の延長につながる場合があります。
迷っているページは「あとから追加」に分類しておき、公開後に判断するのが安全です。

ページを増やしすぎないための考え方

ページ構成を考えていると、「あれも入れたい、これも入れたい」と欲張りたくなります。
しかし、ページが増えるほど、作る手間も、公開後に内容を最新に保つ手間も増えていきます。

判断に迷ったときは、そのページを来訪者が本当に読むかどうかを基準にしてください。
会社側が伝えたいことでも、来訪者にとって必要でなければ、他のページに数行まとめる程度で十分な場合が多いです。

また、内容が薄いページを数だけ増やすと、かえって「情報が少ない会社」という印象を与えることがあります。
1ページの中身を充実させることを優先し、ページ数は必要に応じて増やしていく姿勢が、長く使えるホームページにつながります。

まとめ:まずは基本の5ページから始めましょう

中小企業のホームページで最低限そろえたいのは、トップページ、会社概要、事業内容・サービス、お問い合わせ、プライバシーポリシーの5つです。
その上で、実績やよくある質問といった信頼につながるページを、用意できるものから加えていきます。
ページ構成は目的と見てほしい相手から逆算し、公開時に必要なものと後回しにできるものを分けて考えることが大切です。

まずはノートに「ホームページの目的」を一言で書き、この記事の一覧を見ながら自社に必要なページに印をつけてみてください。
それだけで、制作会社との打ち合わせがぐっと進めやすくなります。

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